SSlog02

「ときにあいはふたりをためしている。」

んだって、と桜庭がまるで独り言のように呟いた。

「そうか」

進はトレーニングを止めることなく桜庭にそう返す。

「ためされるのか」

けれど、彼は珍しく、本当に本当に珍しく二言目を続けて。
桜庭が、今度は進を見て「そうだよ」という。

「ためされるんだ」

愛に。僕ら二人は。
進は、いみ、わかる?
ちゃんと、いみ、わかってる?

「どうやって試されるのかはわからんが…」

ああ、やっぱり。
やっぱり、きみにはわからないんだね。

でも、だけど。

「負ける気はせんな」

ああ、ほら、やっぱり。
やっぱり、きみはわからないのに、わかっているんだ。

進は、いつだって。
俺は、だから、いつだって最後の最後で進を捨てられないんだ。
どうしていつもギリギリなんだろう。求めていたのは、確かに安定した、めいいっぱい愛し愛される関係だったのに。
どうして、こんなよりにもよって、こんな男を。こんな愛を。
捨てられない。


ときにあいはふたりをためしている。

ビコーズアイラビュー。


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意味わかってないのは私です。
ああ、とっても灰色さんファンに殺されそーな感じに…。